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September 30, 2004

『TOKYO MUSIC JOY 88』

"TOKYO MUSIC JOY”という催しがあった。いろんなミュージシャンがそれぞれのカテゴリーを越えて共演しようというイベントで、1985年から年一回数日間のプログラムが組まれていたように思う。

第4回に当たる1988年2月25日の五反田簡易保険ホールでのコンサートの模様を収めた記録がある。『スーパー・パーカション』というLDで出ていた。メンバーは、以下の通り。

●ネクサス(カナダ):ボブ・ベッカー、ウィリアム・カーン、ロビン・エンゲルマン、ラッセル・ハーテンバーガー、ジョン・ワイヤー
・1971年に結成された現代音楽のパーカッション・アンサンブル・グループ。

●四物遊撃[サムルノリ](韓国):キム・ドウクス、リー・グヮンス、チェ・ジョンシル、カン・ミンセク
・1978年に結成された、韓国の農楽をベースに近代的なアレンジを加えた曲を演奏するグループ。

●エイブラハム・アゼニア(ガーナ)
・1939年生まれ。ガーナ・ダンス・アンサンブル出身でトーキング・ドラムなどのパーカッションを巧みに操る。

●スティーブ・ガッド
・1945年生まれ。フュージョン・シーンでやスタジオ・ミュージシャンとして有名なドラマー。

ネクサスとスティーブ・ガッドについては知っていたが、サムルノリとエイブラハム・アゼニアについてはこの時に初めて知った。

曲はそれぞれをフィーチャーしながらいろんな組み合わせのメンバーでめまぐるしく交代していく。非常にバラエティに富んだ構成であり、選曲だった。

1.Ancient Military Aires (トラディショナルな十字軍のマーチ)
2.African Funeral Song (ガーナの葬送曲)
3.Palta (ネクサスのペッカーの作品)
4.Bambaya (ガーナのトラディショナル)
5.The Tagtime Drummer (ネクサスのカーンがアレンジしたラグタイム)
6.Xylophonia (ネクサスのペッカーがアレンジしたラグタイム)
7.Duke's Lillabye (ガッドのオリジナル)
8.Mbria (ジンバブエのトラディショナルをネクサスが編曲したもの)
9.Kpankogo (西アフリカのトラディショナル)

世界のトップ・ミュージシャンによるいろんなパーカッションのアンサンブルが聴けて、とても楽しいライブだ。どれも心地よいノリで埋め尽くされている。

途中、ガッドが演奏中にドラムを離れて会場の前に行ってタップ・ダンスを始めたところは特に沸いている。いてもたってもいられなかったのであろう。中で一番印象に残ったのは、最後の曲でのサムルノリのパフォーマンスだった。太鼓を叩きながらぐるぐる回る回る。まさに圧巻だった。

今のところDVDでは出ていないようだが、ぜひDVD化してほしいライブだ。

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Comments

私もこの日のライブの素晴らしさが忘れられません。LDをレコード屋で見かけ、迷った末に買わなかったのが今も悔やまれます。

Posted by: 西島徹 | March 06, 2008 at 11:10

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