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October 03, 2004

ジェイミー・ミュアー Jamie Muir

昔から好きで今でも大好きなバンドのひとつがキング・クリムゾンだ。小さい頃は、ロックを聴くのと、喫茶店に入るのと、ワン・ポイントのついた靴下を履くのは不良だという田舎にいたので(笑)、歌謡曲とポップスとクラシックを中心に聴いていた。高校の文化祭なんか、「電気楽器は1台まで」という謎の規則があったようなところだ(苦笑)。

そんなところでさる先輩が「クラシック好きだったらこれはいいよ」と聴かせてくれた(=洗脳しようとした)のが、キング・クリムゾンだったりする。はたして洗脳が成功したのか相性がよかったのか、それ以来キング・クリムゾンのファンになってしまう。大学時代にキーボードをやっていたカリスマックスというバンドもその影響をうけている部分が好きだったし、CDプレイヤーを買ったのもキング・クリムゾンがCD化されてからだったりする。

中でも一番好きな時期は、『太陽と戦慄』、『スターレス・アンド・バイブル・ブラック』、『レッド』を生み出した1972年から1974年のあたりだ。何と言ったらいいのか、噴出する情念と切ない美しさを感じて何度も何度も貪るように聴いたアルバムばかりだ。その中で『太陽と戦慄』にはパーカション&ドラムスのジェイミー・ミュアーがメンバーとして参加している。このジェイミー・ミュアーのインパクトは大きかった。

ドイツの音楽番組『BEATCLUB』で放送されたアーティストのダイジェスト盤『THE HISTORY OF BEATCLLUB Vol.2 BEST SELECTION 25』というLDがある。なにせ70年代のTV番組なので、画像はよくないし、サイケ時代の影響で怪しい画像処理がなされているし、音もモノラルだが、ビル・ブラッフォード在籍時のイエスやカーブド・エア等の貴重な映像を見ることができる。

この中でキング・クリムゾンの『太陽と戦慄 Part1』のライブ演奏を見ることができる。裸にオーバーオールのビル・ブラッフォードはさておき(笑)、ドラム・セットのまわりに多くのパーカッションをセットしたジェイミー・ミュアーは熊(?)の毛皮を着て、熊さながらにうろうろしながらパーカッションを叩きまくる。メンバー5人の中で唯一「動」を意識している姿で、見かけも含めてライブのパフォーマーとしても考えたものだろう。かなわぬと思いながら、音だけではなくてこの時期のライブがぜひ映像で見たいものである。

メンバーとしては以前イエスにいたビル・ブラッフォードもこの時から参加していてシャープなプレイを聞かせてくれているが、ジェイミー・ミュアーにもいろいろと影響をうけたということだ。現在のドラムの枠にとらわれないセッティングなどは、そのあたりからきているのかもしれない。

ジェイミー・ミュアーはキング・クリムゾンのロンドン公演で足に負傷をしたのが原因で、アルバム1枚のみで脱退したとかでそのあたりの真相はよくわからない。知っている限りでは1983年頃にマイケル・ジャイルズ、フライング・リザースのデビット・カニンガムと『Ghost Dance』という映画のサウンド・トラックのアルバムを作っている。ミニマル・ミュージックっぽい作りだが、随所にセンスのいいパーカッションの入れ方をしてて、タイトル曲のゴリゴリした感じとかは結構好きな曲だった。


太陽と戦慄
太陽と戦慄 (紙ジャケット仕様)


Ghost Dance
Ghost Dance

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Comments

 こん**は。ゆうけいです。私も「ジェイミー・ミュアーが見たい」という記事を書いたばかりだったので正直クリビツしました。これってシンクロニシティー?なにはともあれ羨ましい限りです。LDは私は機械自体持っていませんでした(ーー;)。

Posted by: ゆうけい | October 03, 2004 at 21:17

ジェイミー・ミュアーは見せるプレイ・スタイルで楽器選びのセンスのよさということで、私に大きな影響を与えたプレイヤーなので、とりあげようと思っていました。そしたらゆうけいさまも書かれていてびっくりです。
トラックバックさせてもらいました。

Posted by: サンタパパ | October 03, 2004 at 22:43

ジェイミーは、とても優しい人です。
クリムゾン時代からは想像も出来ない人物です。彼の絵をプレゼントされました。

Posted by: Jun | October 17, 2008 at 02:46

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