映画『moog-original film soundtrack』
現在の音楽においてシンセサイザーが占める位置の重要性は今更語るまでもないだろう。そのシンセサイザーの父とも言われる、ロバート・モーグ博士。彼にスポットを当てた映画が海外では今、上映されている。その映画『moog』のオリジナル・サウンドトラックが『moog-original film soundtrack』だ。映画の中からモーグ・シンセサイザーを使用した音楽のみを収録したものらしい。
私自身も冨田勲のシンセサイザー・ミュージックと出会わなければ、おそらく今も音楽をやっていなかった。昔はシンセサイザーも今とは比べ物にならないほど高く、国産のローエンド機種でも25年前は10万円前後の値段がした。しかも単音しか出ないし、電源を入れてから安定するのに多少の時間を要した。そんな中でmoog(当時は「ムーグ」と言っていた)やARPなどの海外ブランドのシンセサイザーは、当時のレベルで楽器としての完成度も高く、手の届かない憧れの的だった。そんな訳で非常に興味があり映画だ。
映画自体はmoog生誕50周年を記念したドキュメンタリーで、モーグ博士が世界各国のアーティストと交流を深めて、さらに開発を進めていく姿を映像で追っている作品だそうだ。映画のオフィシャル・サイトに予告編と映像がある。
[MOOG movie stills]のコ-ナーでは、リック・ウェイクマンやキース・エマーソンの演奏写真や、太鼓の達人を叩くモーグ博士の姿(笑)が見られる。まだ「太鼓の達人 RT」が出る前だよね?
現在のところ日本の上映の情報を聞かないのだが、過去にも映画『テルミン』も上映されたことだし、ぜひとも見たいである。
サウンドトラックの方は、シンセサイザー以外にもいろんな音を入れなが、らモーグらしい「ず太い音」をフィーチャーしたインストゥルメンタルが17曲収録されている。今っぽいサウンドあり、懐かしさを感じるサウンドありと結構バラエティに富んでいて楽しい。
うれしかったのが「moog classic tracks」というボーナスCDがついていて、これが'70~'80年代にモーグ・シンセサイザーを使っていたロック・アーティストの代表曲が収められている。EL&Pの「Lucky Man」、Gary Numanの「Cars」、Jean-Jaques Perryの「E.V.A.」、DEVOの「Mongoloid」、New Oederの「Blue Monday」、They Might Be Giantsの「Baroque Hoedown」、そしてYesの「Close to the Edge」の7曲だ。そのまま当時のロックの集大成のひとつの形にもなっている。ロックが中心だけに、ワルター・カーロス(現ウェンディ・カーロス)や冨田勲、ジャズ寄りのミュージシャンが入っていないのはちょっと残念。ちなみに17分ちょっとの「Close to the Edge」(なぜかこのピアノ譜が家になったりするけど)は1トラックとして、丸々収録されている(笑)。
おまけ:Moog Modular Vがどんな格好なのか知りたい方は、アイデックスのサイトに「Moog Modular V ペーパークラフト」がある。pdf形式なので、ちょっと厚手の紙にカラーでプリントするとMoog Modular Vの出来上がりだ。






Comments
こんばんわ。ウチのblogへコメントありがとうです^^
moog博士が太鼓の達人してる写真に笑っちゃいました。上手、なのかな?
「Baroque Hoedown」がロックカバーされているなんて知りませんでした。
Posted by: kuma-neco | October 31, 2004 at 00:58
>kuma-necoさま
こちらこそ、コメントありがとうございます。
moog博士も好奇心が強いんだかオチャメなのだか(笑)。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: サンタパパ | October 31, 2004 at 23:36
2/19(sat) "MOOG" at Shibuya Cinema Society
(Japanese Official Website)
http://www.nowonmedia.com/MOOG
Posted by: nowonmedia | January 25, 2005 at 03:42
↑通常は宣伝コメントは即削除するのですが、この映画を応援していることもあってあえて残しておきます。
ただしこのようなコメントの残し方でいいと思っている社会的に常識をもたれているとはあまり思えない方が、せっかく応援しようと思ったこの映画の宣伝を担当しているとは大変残念です。かえってこういうことが反感を買って逆効果になるとは思わないのでしょうか?
おそらく宣伝のためだけに書き込んだのであればもうここを見ることはないのかもしれませんが、もし再び見ることがあれば、もう一度深く考えて社会常識を踏まえた上でコメントを残していただければと思っています。
Posted by: サンタパパ | January 25, 2005 at 23:44