« スプーン Spoons | Main | 『音作り半世紀』 »

October 07, 2004

馬子にも衣装

人類が他の動物と違う特徴には火を使う、完全直立歩行を行うなどがあるが、衣服を身につけるのも特徴のひとつだろう。最近は人類も進化してきたもので、無花果の葉っぱだけの人はあまり見かけることもなくなった反面、ありとあらゆる素材や色の衣服を見かけることができる。

と最初に大上段に振りかぶる割にはいつもたいした内容ではないのだが、今回は衣装の話。いつも悩まないようで悩むのがステージ衣装である。

パット・メセニーやマイク・スターンのようにボーダーのTシャツがトレード・マークというのもキマればいいのだが、なにせ煩悩を808は抱えているのでそうも簡単にはいかないのだ。自分の場合、衣装を前に「どれにしようかしら?ねえ?これはどう?」と嬉しい悩みをかかえるタイプとは違う。考えるのは面倒くさい、でもステージングは大事だし、バンドのカラーもあるし、ということで切羽詰るとセンスのいい友人にメシをおごる約束を取りつけて選んでもらうのが常だ。

spapab.jpg

SOCKSは楽である。サンタなんだから結成当時からサンタの衣装一筋である。もっとも真夏にストリートで演奏した際は、「あまりにも暑そうだから」ということで、一度だけ大変優秀なお針子様が半そで半ズボン(というかモモヒキ長)の特製サンタ衣装を作成してくれたことがある。

これがめっちゃかっこわるい(苦笑)。

なんと言ったらいいのか・・・・・・、とても人類の持ちうる言語では形容する言葉が見つからないぐらいだ(苦笑)。モデルもモデルだしなあ。ごめんよぉ。せっかく作ってくれたのに(涙)。よって、この1回を除きずっとサンタ衣装は長そで長ズボンの伝統を守っている。たとえ真夏であろうと、ピン・スポットが当っていようと、会場内を何度も走り回ろうともだ。あんな格好をするぐらいなら(以下数kB省略)。

で暑いのはよしとして、ちょっと困るのがそで。ご存知のようにサンタのそでは開いているので、腕を振ると手にまとわりついたりして邪魔になり、実はコンガを叩く時は慣れるまですごくやりにくいのだ。「こきりこの竹は七寸五分じゃ 長は袖のかなかいじゃ」と言うが、この場合かなかい(じゃま)なのは開くそでの方なのだ。かといって、下柳投手(阪神)のようなぴちっとしたアンダー・シャツという訳にもいかないもんで、慣れで済ませてしまった(笑)。

ちなみにマンボの衣装の腕のフリルのヒラヒラは、コンガを叩いてもマラカスを振っても意外に邪魔に思えない。袖口が閉まっているからというのが大きい。よくできているものである・・・・・・?

そういえば先日のぶんちゃっくのライブでは、1曲目に欧州風死神の衣装(黒でフード一体型のくるぶしまであるワンピース)を着たところ、腕のヒラヒラはともかく股が開きにくくて、曲中でボンゴをはさむのにえらく苦労した。普段スカートをはかないとこういうことが分からない(笑)。

昔は原宿に連れて行かれて「東京は摩天楼の高かねえ。生き馬の目を抜くとこばい」ときょろきょろしながら探した衣装が、銀色で手首から腰にかけてモモンガみたいな布がついたものだったりしてた(笑)。最近はSOCKS以外では、地味なのは黒の上下(ただし、スパンコールのベスト)、派手なのはアロハ系が多くなってきている。靴はカンフー・シューズが軽くて動きやすいのでお気に入りだが、まれにつま先に金属入った安全靴を履くこともある。

大学時代の親友であるドラマーが、昔長崎のオランダ村で動物着ぐるみバンドをやっていた。担当はウサギのピーター君。慣れないうちはスティックで着ぐるみの顔の頬をしばしば叩いてしまって困ったそうだ。ウサギは頬が横に長い上に視界が限られているので、いつもとは全然勝手が違ったそうで。ウサギにもウサギの苦労があるのだなと思った。

|

« スプーン Spoons | Main | 『音作り半世紀』 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53033/1619855

Listed below are links to weblogs that reference 馬子にも衣装:

« スプーン Spoons | Main | 『音作り半世紀』 »