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October 29, 2004

テルミン Theremin

Theremin.jpg
ロシアの物理学者であるレフ・セルゲイヴィッチ・テルミン(Lev Sergeevich Termen)が1920年に発明して翌年に発表された世界最古の電子楽器であり、博士の名前が冠されている。代表的なテルミンは本体から2本のアンテナが突き出た格好をしていて、それに対して手を近づけることにより垂直のアンテナは音程の上下を、水平のアンテナは音量をコントロールできる。

手とアンテナの位置関係で音程が変化するので、メロディを弾くにはかなりの習熟が必要とされる。また音程の連続変化は作り出しやすく、ポルタメントがかかった感じの演奏は得意とするところだ。

アンテナに手をかざすことによる操作の仕方からして、多分にビジュアル効果の大きい楽器である。レッド・ツェッペリンのライブ映画『永遠の詩(The Song Remains The Same)』で、ジミー・ペイジが大きな振りでテルミンを操作して音を出しているのを見た人も多いのではなかろうか?

音色自体は電子音丸出しなので、ディレイやリバーブをかけた方が格段によい。上記写真のイシバシ楽器製のテルミンにはボリューム調整用のアンテナがついていないため、ボリュームを切った後にディレイが残るようにフット・ボリュームを介した後にディレイをセットすることが多い。

2001年にはテルミン博士の数奇な運命を追ったドキュメント映画『テルミン』が公開されて、日本でも評判になった。また、『華氏451』のバーナード・ハーマンが音楽を担当した映画『地球の静止する日』や、ビーチ・ボーイズの「グッド・バイブレーション」などでテルミンが使用されたのを耳にされた方もいると思う。

その独特な特徴がある楽器だけに、今後も細々と使われていくのではないだろうか。


ネット上で体験できるバーチャル・テルミン(要Macromedia Flash Player 5)

テルミンについて詳しいサイト

初心者にもできるテルミンの製作

THE SONG REMAINS THE SAME ― 狂熱のライブ
THE SONG REMAINS THE SAME ― 狂熱のライブ

テルミン コレクターズBOX
映画『テルミン』DVD+『テルミン演奏のすべて』DVD+『クララ・ロックモア演奏』CD
テルミン コレクターズBOX

テルミン―エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男
テルミン―エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男


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Comments

テルミンは、巻上公一さんがよく演奏されるので
聞いたことありますが、これ、正確な音程とるの
難しいんですよね~。

正確な音程でやろうとすると、お笑いになってしまう。(笑)

いつも、私のブログにコメントありがとうございます。

Posted by: えりりょん | November 04, 2004 at 00:50

>えりりょんさま

どうもご訪問ありがとうございます。大変嬉しく思っています。

ヒカシューの巻上公一さんが使ってられるのは噂には聞いて今したが、見たことがあられるのですか。いいですねえ。

上のwebバーチャル・テルミンで遊んでみると分かりますが、音程の演奏は熟練しないとすごく難しいです。私はお笑い系も専門なんでちょうどいいのはいいのですが(笑)。

これからもよろしくお願いいたします。

Posted by: サンタパパ | November 04, 2004 at 22:02

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