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November 13, 2004

カミナリ・コレクション

昔は「地震・雷・火事・親父」と言われて怖い現象第2位に入っていた雷。通常の条件下では光速は300,000,000m/s、音速は340m/sであるから遠くから聞こえる雷は光った数秒後に音が聴こえる。その時間差でどのくらい離れた場所で雷が発生しているのか知ることができるのは、よく知られたことだ。

雷は雲にたまった電気が限界を超えた放電される現象で、平均的な大きさの雷では空気中の直径わずか約100mmの通り道に10kAという非常に強い電流が瞬時に通り抜ける。その通り道は約30,000℃で10気圧という高温高圧になって、まわりの空気が一気に膨張するので、その空気の振動が雷鳴として聞こえるのだそうだ。まさに「空気を引き裂く音」と言えよう。

古来から雷の音を擬音で表現する方法はいろいろとある。歌舞伎囃子では長胴太鼓を使って遠雷などを表現するのはよく聴く手法だし、西洋でもティンパニーで雷を模するのは、ベルリオーズの「幻想交響曲」などで聴いたことがあるだろう。

効果音の方では、昔は「雷車」という凸凹のついた重い車を転がしたり、樽の中に丸い石を入れて転がしたりしたらしい。シンセサイザーで作るには、ピンク・ノイズをフィルターで少し削ればいい雷音が簡単にできてしまうのだが、ピンク・ノイズを実装しているシンセサイザーは今は少ないかもしれない。

なお、映像がある場合により雷らしくするには光った瞬間に放電音を入れるのがキモなのだそうだ。布を引き裂いたり、熱したフライパンに水を落とすなどの方法があると『音を作る』にあった。ディズニーのアニメーションでは線香花火を使ったりもしたらしい。


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Comments

初めて書き込ませて頂きます。
先だってはわたくしのブログへのコメント、ありがとうございました。以来、楽しみに拝見致しております。

もしお差し支えが無ければ、こちらからリンクさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?

「幻想交響曲」は描写的なオーケストレーションが多用されていて、とても聴き応えがある曲ですね。
特に第5楽章の鐘の音などは、音色の選択に指揮者の個性が出るので、比較するのが楽しいです。

Posted by: Tando | November 14, 2004 at 02:27

>Tandoさま
どうもコメントをいただきましてありがとうございます。
ずいぶん前からTandoさまのblogを気に入って毎日楽しみに見ていました。
リンクの件、大変ありがたく思います。こちらからもリンクを貼らせてください。
「幻想交響曲」は鐘の音ゆえにいろいろとCDを聴く楽しみがあります。聴いた数が少ないゆえに掘り下げたことは無理ですが、いずれここでも触れてみたいと思ってます。
今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: サンタパパ | November 14, 2004 at 20:48

ありがとうございます。早速リンクさせて頂きました。
こちらの方にもリンクを頂き、恐縮です。
とても嬉しいです(^-^)
今後ともよろしくお願い致します。

「幻想交響曲」の記事、今から楽しみにお待ち致しております。

Posted by: Tando | November 15, 2004 at 00:13

>Tandoさま
どうもありがとうございます。過分な評価をいただきまして、大変恐縮しております。
「幻想交響曲」については浅薄な知識しかないゆえにちょっとした雑文でしか欠けませんが、そのうちに。

Posted by: サンタパパ | November 15, 2004 at 22:48

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