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December 14, 2004

『世界の調律―サウンドスケープとはなにか』

サウンドスケープについての古典中の古典。もうカナダの作曲家・思想家マリー=シェーファーの四半世紀も前の著書である。400ページを超す読み応えのある著作を5人で翻訳をしている。

本の構成としては具体的な音を例にとってエピソードを披露するような各論をまとめた感じで意外な感じがした。もっと理論優先に構築されている本だと先入観で思っていたからというのがある。これが当然すべてのものの網羅は無理だしされてはいないものの、音に対するいろいろなヒントになって興味深い。

内容は以下のとおり。


第1部 最初のサウンドスケープ
 自然のサウンドスケープ
 生命の音
 田舎のサウンドスケープ
 町から都市へ

第2部 産業革命後のサウンドスケープ
 産業革命
 電気革命
 音楽
、サウンドスケープ
 変容する知覚

第3部 分析
 表記
 分類
 知覚
 形態学
 シンボリズム
 騒音

第4部 サウンドスケープ・デザインに向かって
 聴く
 音響共同体
 サウンドスケープのリズムとテンポ
 サウンドスケープ・デザイナー
 響きの庭
 沈黙
 音楽をこえて


欲を言えば時代と共に各項目が積み重ねられていって、大きなデータベースとして充実していけばよかったなとも思うが、それは無いものねだりというものかもしれない。音に対しての認識を確認するためにもいい本だと思う。


世界の調律―サウンドスケープとはなにか
世界の調律―サウンドスケープとはなにか


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