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December 06, 2004

トラさんはつらいよ

世間でトラといえば酒飲み、野球でトラといえば阪神タイガース、音楽でトラといえばエキストラ(extra)の略である。特別出演、臨時出演の意で本来の出演者が出られなくなった時に、よく「トラを探さなきゃ」と慌てることがある。

通常は友人などこれまでに会った人間だと力量も気心も知れているからやりやすい。ポップス系の場合はポップスの「文法」が分かっている人だと、知らない曲でも1~2回ももさらえばほぼ大丈夫なので基本的にそういう人にお願いすることが多い。

SOCKSでは2度ほどトラにお願いしたことがあって、昨年2月13日の渋谷TAKEOFF7のライブではベースの猫チョッパーよしきが東京にいない予定だったので、タイガー・ジェット・フィンガー・ゆうやにお願いしたことがある。トラなのでタイガーというのはご愛嬌。一応三重県出身の藪投手のファンでもある。本人いわく、5年間続いているバンドのリズムができているところに入るのはやはり苦労があったとのこと。

貸しましサンタの時にも書いたクラブ・エイジアでSOCKSのライブも、ご存知の方もいるだろうがドラムのジャック将軍が1週間前にやんごとなき事情で出られなくなって、急遽ピーター藤原に頼むことになった。彼は楽譜も読めるし20年近い付き合いなので気心も知れているので安心できる。ただ、困ったのが楽譜と音資料の受け渡しだ。リハーサルの日まで1日しかないのだが、資料を渡す予定のアニーはやととピーター藤原のスケジュールがまったく合わない。両人ともPDF(もしくはFAX)とmp3で受け渡しができる環境であれば問題ないのだが、残念ながらそういう環境もそろっていない。困ってしまった。

そこでアニーはやとはピーター藤原の予定を確認してミッションを遂行することにした。資料一式をビニールに包むと都内某所の駅のトイレに入ってある隠れた場所にガム・テープで固定。その場所を電話で聞いたピーター藤原は数時間後にその場所にたどりつくと人目をはばかりながら無事資料を回収した。なにかしら事件がおこった厳重警戒の場合だとヤバい方法だ(笑)。

実はその2年前にもボサ・ノバ・バンドのドラム(お医者さん)がライブの3日前に指を骨折して出演不能という事態があった。この時もお願いしたのがピーター藤原で、この時は切羽詰っていたので2日前に了承を得て構成譜作り、前日にバイク便で資料を届けてもらった。当日の昼に1回合わせて夜はライブという綱渡りなスケジュールだった。なんとか無事に終わって打ち上げの酒が進んだのはご想像通り。

まあ、世の中いろいろなことがあるもので。


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