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March 02, 2005

単位つれづれ

ちょっと見かけたニュースより。

100年ぶりに変わるか?「キログラム」の定義

基準と言うものはその時代時代の技術で変化するもので、例えばメートルの基本になったのは、「地球の子午線の極と赤道間の距離の1千万分の1をもって1m」としたのが始まりだったが、現在はそれに近似した別の測定方法を用いる。西暦だって紀元前 のB.C.はBefore Christの略なのだが、キリストは紀元前4年に生まれたと言う説もある。ただし、惜しむべくは原器の計測方法が多少変わっても体重が軽くなるわけではないことだ(苦笑)。

今は周波数はヘルツ[Hz]という単位で表しているが、昔は1サイクル(毎秒)[c/s]と呼んでいた。例えば音叉でAの基準音を今は「443ヘルツにしようか」と言っているが、昔は「443サイクルにしようか」と言っていた。どうも日本では1968年を境にこの単位の切り替えが行われたようである。

この場合は単位の名称が違うだけで数値は同一なので、呼び方だけで大きな混乱は無い。その10年前の1958年に尺貫法からメートル法に変わった時に比べれば大きな話ではないのだろう。こちらの方も強い反対運動はあったとはいえ、実質1921年からメートル法を採用しているので、大混乱には至らなかったようだ。

最近技術系で大きかったのは1999年にSI(La Systeme International d'Unites)単位への統一で、カロリー[cal]などがジュール[J]や、ワット時[Wh]に、グラム重毎平方メートル[gf/m2]や水柱メートル[mAq]がパスカル[Pa]に変更したりして、数字の換算も必要であるのもあってどうにも古い頭の人間としては混乱している。とはいえまだ一般での浸透は必要がないからか、「このケーキ350ワット時よね」なんて会話はあまり聞かない(笑)。

テレビの大きさの「型」という単位は、ブラウン管本体の対角線のサイズをインチで表示したもんだ。今でもプラントや設備の配管が25単位を基準にしているのは、インチが基本になっていたという歴史を引きずっているようだ。


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Comments

TBありがとうございます(^^)
そういえば昔周波数をサイクルって言うおっちゃんがいました。周りは(自分も含め)ヘルツばっかりなんですっかり忘れていましたけれど。
パスカルついでにバールもヘクトパスカルになったとき「こんなん誰もめんどうで言わんって」と言っていたのにいつのまにか(多分TVのおかげでしょうが)定着しましたね。

Posted by: tonbori | March 07, 2005 at 01:14

>tonboriさま
圧力単位とか熱量とかは設計でよく使うんで、99年を境になかなか頭がついていってません(^^;。
日本の場合、「お上」が決めたら結構簡単に普及しますよ。 元々順応性が高い国民ですし。
そういえばある国名と同一の特殊浴場の名前が一気に石鹸島になったのは見事でした(^^;。

Posted by: サンタパパ | March 08, 2005 at 01:51

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