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April 22, 2005

『楽器の科学』

1979年に講談社ブルーバックスから出ていた本。『楽器の科学~角笛からシンセサイザーまで』というタイトルで、電気工学の技術コンサルタント、橋本尚の著書になる。

内容は楽器と音について、幅広く採り上げて、非常に判りやすくかかれている。以前に紹介した『楽器の音色を探る』みたいに、専門的なデータを出して深く掘り下げた本とはまた違ったタイプの書籍である。ブルーバックスから出ていると言うこともあるだろう。

第一章「楽器はなぜ鳴る」では、管楽器と弦楽器の主なものについて、なぜ音が鳴るのかを説明している。そして、第二章「音色の不思議」では、音色と言うものの要因について触れている。時代的はちょうどコンシュマー向けのモノフォニック・シンセサイザーが国内向けに出揃いはじめた頃で、シンセサイザーの音作りの基本にも触れていて、そのための入門用としても実用性のある内容だった。

第三章「構造と材料」では、ピアノやバイオリンを中心にアコースティック楽器の構造と材料について書かれている。ここでは、温度湿度についても触れている。第四章「弾き方、吹き方」では徒然と散歩でもするようにいろんな楽器の奏法の話題に触れ、第五章「上手な聴き方」ではタイトルから想像する内容とは違い、響きや残響についての記述になっている。

音自体を物理的に見ることは理科で、楽しむことは音楽で学ぶが、それを橋渡しする役割の存在は意外に少ない。そういう意味で、興味のきっかけとなるにはいい入門書に見える本だと思う。


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