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June 09, 2005

すりきれるほど

CDが出る前には販売用の音楽パッケージは塩化ビニール製のレコードが主流であった。塩化ビニールは成型加工が楽で大量生産に向く材料であったが、同時に聴くためにダイヤモンドの針を使用することによって、わずかずつではあるが削れていくし、また取り扱いと丁寧にしないと傷がついたり破損したりするメディアでもあった。

それだけに当時は何度も何度も繰り返し聴くレコードを「すりきれるほど聴いた曲」と表現することもあった。レコードが針ですりきれるぐらいまで聴いた曲だという意味合いだ。

音楽好きの友人を持っていると、時々CDをいただくことがある。その理由のひとつに「うっかり同じものをまた買ってしまったから」ということが、意外に少なくない。コレクター気質の友人が少なくないことも関係している。

それなりに多くのCDを持っていつつも2重買いをしたことがない私の貧乏人のヒガミ根性も若干入っているのだが(笑)、ライフ・スタイルにはいろいろとあることは承知の上だが、じっくりとすりきれるほど曲を聴く体験もひとつ、忘れないでほしいなあと思うところだ。すりきれるほど聴いた曲は、その分心の中に栄養となって残っていくと古い頭の人間は考えたりしている(笑)。


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Comments

 こちらではおひさです。
 拙宅では今でもアナログが現役で頑張っています。当然ウン十年聴き続けているお気に入りディスクもあるわけですが、正直に告白すると擦り切れた盤なんか一枚もありません。馴染みのオーディオショップの店長に一度この話題をふってみた事がありますが、聴き込んだ盤の色は白っぽくなるので磨り減ることは間違いないけど、確かに擦り切れたことはないなあ、ということでした。
 というわけで磨り減って聴けなくなるほど聴くのにはよほどの忍耐力が必要です(^_^;)。

Posted by: ゆうけい | June 15, 2005 at 20:36

ありますね。それ。
レコードの方が安かったりしたのに、CDの方が気安くまとめ買いしてしまうんですよ。
それでダブり買い、個人的バブル時代にはありました(遥かな昔だ)。
それで放り込むだけ、という気安さが、ながら聴きを助長してるのと年が相俟って、「聴き込む」ってのしてないなあと。いけないわ。
でも、最近はハードディスクにぶちこむもので、ながら道一直線です。反省(藁)

Posted by: acoyo | June 16, 2005 at 14:40

>ゆうけいさま
どうも、いつもお世話になっています。
確かに「すりきれるほど」という表現はあっても、本当に擦り切れたレコードは見たことないですね。私は溝がどんどん深く彫れたら細く長い雷干しみたいな状態になるんかいなと思っていました(笑)。
実際は傷がついたりすることがとても多いですね。それで買いなおしたレコードもあります。

Posted by: サンタパパ | June 16, 2005 at 23:14

>acoyoさま
CDは大きさと取り扱いのしやすさから、たしかにまとめ買いはしやすいですよね。それと、やはり長じてからは大人買いもできるようになりますし。
音楽の聴き方は人それぞれだと思ってはいるのですが、年寄りなんで聞き込みもせずに2枚も買うなよと苦言を呈したくなるのと(^^;、やはり作り手側でもあるので聴きこんでほしいなあという部分を私は強く思うんですよ。

Posted by: サンタパパ | June 16, 2005 at 23:18

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