« 『惑星』冨田勲 | Main | 『よみがえる自作朗読の世界』 »

September 09, 2005

『イエロー・マジック・オーケストラ』イエロー・マジック・オーケストラ

かつて一世を風靡したイエロー・マジック・オーケストラが1978年に出したデビュー・アルバム。

冨田勲の『惑星』でも当時出たばかりのデジタル・シーケンサーRoland MC-8を使っていたが、それを使ってクラフトワークの打ち込みを押し進めて大きくシンセサイザーをフィーチャーしたポップスに応用したのがイエロー・マジック・オーケストラであろう。この『イエロー・マジック・オーケストラ』に先立って作られた坂本龍一の初ソロアルバム『千のナイフ』の延長上にあるようなサウンドはその独特のメロディとアレンジとに相まって、傑作ともいえるサウンドを生み出していた。また、この時期は映画『サタデー・ナイト・フィーバー 』のヒットもあって、世界的にディスコ・ブームであったことからディスコ・タッチの曲になっていて、特にB面はノン・ストップで曲がメドレーになっている。翌年このアルバムはアルファ・レコードと提携していたUSAのA&Mレコードから発売されて、シングル・カットされた「ファイア・クラッカー」はビルボード100に入り、チュ-ブスの前座でグリーク・シアターでのライブ、そしてワールド・ツアーも敢行した。

中でもゲスト・メンバーとして打ち込みを担当した、コンピューター・マニュピレーターの松武秀樹の参加が大きいのではないだろうか。レコーディングはもちろん、ステージでも後方真ん中に堂々と鎮座するMC-8にコントロールされるmoog IIICは存在感が大きかった。1980年の初の海外ツアーから帰った凱旋コンサート「テクノポリス2000-20」ツアーで目の当たりにした時には感動したものである。

この後、イエロー・マジック・オーケストラは、シンセサイザーの発展と大きく広がるコンセプトの中でいろんなアルバムを生み出していくことになる。


イエロー・マジック・オーケストラ
イエロー・マジック・オーケストラ


千のナイフ
千のナイフ

ロバート・A・モーグ博士を偲んで


|

« 『惑星』冨田勲 | Main | 『よみがえる自作朗読の世界』 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53033/5865161

Listed below are links to weblogs that reference 『イエロー・マジック・オーケストラ』イエロー・マジック・オーケストラ:

» イエロー・マジック・オーケストラ [CABBAGE ALLEY ver.blog]
Yellow Magic Orchestra (US) Yellow Magic Orchestra (1979) もう解説なんていらんっしょ? オイラにとっては、YMOのおかげで音楽というものがかけがいのないものになった。アルバムだって1枚選べといわれても難しい。 なので、ついこないだ上海に行った時になぜか頭の中に繰り返し流れた”ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック”が入ったこの1stをプッシュ!(笑) シムーンもいいねぇ。... [Read More]

Tracked on November 16, 2005 at 22:54

« 『惑星』冨田勲 | Main | 『よみがえる自作朗読の世界』 »